ご祝儀袋の中袋はボールペンで書いてもいいか知りたい人向けです。
ご祝儀袋を書きたいけど、字が汚いので中袋ぐらいはボールペンで書きたい。ボールペンで書いてもいいのかな。
ご祝儀袋の表に書く名前はボールペンしかないとしても、筆ペンで書くのがマナーです。
ただ、中袋ぐらいはボールペンで書きたいと思っている方も多いのではないのでしょうか。
そこで、このコラムではご祝儀袋の中袋はボールペンで書いてもいいのか紹介します。
書道8段・ペン字8段の書道家・書道教室を開講中
夫婦円満・2人の子供を子育て中。美文字を書きたい人への悩みに全力でサポートします！
当サイト「樹々のペン字」では、汚い字を綺麗な字にしたい！美文字を書きたい！と思っている方へ向けてお伝えしています。
現在、書道教室を開講しつつ、書道家としても活動しています。
（活動歴）看板文字・ポスター・ウェルカムボード・年賀状、手紙代筆・メニュー表etc.
さらに詳しいプロフィールはコチラへ。
ご祝儀袋の中袋はボールペンでもいい？
ご祝儀袋の中袋はボールペンでもいいのかな？とダメじゃないの？と思われている方もいらっしゃいますが、必ずしもマナー違反とはなりません。
ただ、受け取った人のなかにはボールペンで書くのはマナー違反だと思っている人もいるので、やはり筆ペンなどの毛筆で書きましょう。
なお、ご祝儀袋の中袋に使うペンは筆ペン以外にもサインペンでも構いません。
では、次に具体的にご祝儀袋の表書きに書くキレイな名前の書き方をお伝えしていきます。こちらは中袋と違って必ず毛筆で記入しましょう。
ご祝儀袋に書くキレイな名前の書き方は？
ご祝儀袋に書くキレイな名前の書くコツは、鉛筆で下書きを書くことです。
もちろん、鉛筆で書く字が汚いとキレイな名前とはいきませんが、一番は名前がまっすぐになっているかどうかです。
なお、漢数字の書き方は下記のコラムを参考にしてくださいね。
では、表書きの書き方をご紹介していきましょう。
ご祝儀袋にキレイな名前を書く前に、まず下準備をします。
ご祝儀袋にキレイな名前の書く下準備
下準備に必用な物は、下記のとおりです。
- 金封（婚礼用など用途や金額にあった物）
- 黒色の筆ペン
- えんぴつ
- 定規
- 消しゴム
ご祝儀袋に筆ペンで名前を清書
必要な物が揃ったら、えんぴつと定規を使って補助線を引いていきます。補助線を書く順番は下記のとおりです。
- 金封に短冊をセットした状態で、水引の下の部分にえんぴつで軽く印をつけます。（この印から下に名前を書くことがわかるように）
- 短冊を抜き取り、１で印を付けた線より下に、短冊の横幅を計り、真ん中にまっすぐ中心線を引きます。
- 中心線の上に軽く名前の文字数だけ、同じ大きさの〇〇〇〇をバランスよく書きます。（姓と名はほんの少しだけ空けるのも良いです）
- ３．で書いた〇を目安に、名前を薄く下書きします。（短冊の上の「お祝い」や「寿」の字よりも小さめに書くことを意識しましょう）
これで下準備が完了です！続いて、筆ペンを使って書いていきましょう。
筆ペンで清書する順番は、下記のとおりです。
- 手順1下書きを目安に筆ペンで清書
筆ペンはえんぴつのように寝かせず、立てて持ちます。
- 手順2清書する際はお手本にそって書く
字に自信がない場合はお手本を用意して真似て書くようにしましょう。
- 手順3しっかり時間を置いて乾燥
墨が付かないようになるまでしっかりと乾かします。
- 手順4鉛筆の下書きを消す
全てのえんぴつの下書きを消します。その際、力を入れすぎないように注意してください。軽く叩くように消すと綺麗に消せます。
- 手順5中袋にも記入する
完全に乾いたら中袋にも金額などを記入しましょう。
筆ペンに自信がない方は、清書する前にしっかりと練習することをおすすめします。
その際、筆ペンを立てて持つ練習も忘れないでくださいね。
ご祝儀袋にキレイな名前を書くコツ
ご祝儀袋にキレイな名前を書くコツは、この下準備で安心感が生まれ自信を持って書いていただけます。
その上、さらにキレイな字を書くコツも合わせると、さらに自信を持って書いていただけると思います。
- 文字のバランスを考えて丁寧に書く
- 「とめ・はね・はらい」を意識して書く
- 文字はやや右上がりに書く
字のうまい下手より丁寧に書いているかどうかの方が重要です。字のうまさも大切ですが、心を込めて書くことが本来の目的ですよね。
【裏技】ご祝儀袋に綺麗な名前を書く方法
どうしても自分で書けない！書きたくない！という方には、実は、裏技があります。
ご祝儀袋にキレイな名前を書く裏技とは、下記のとおりです。
- ハンコを作る
- 印刷して貼りつける
- 筆耕（代書屋）にお願いする
企業など関連でご祝儀袋を頻繁に出すことが多いなら、ハンコや印刷したものを用意しておいても構いません。
ただ、そういったものより手書きじゃないとダメ！と思われる方もいるかもしれません。
そのような時には、個人のスキルを売買する「ココナラ
」で筆耕（代書屋）にお願いするのも方法のひとつです。
「代筆」などのキーワードで検索すると、下記のような紹介文が見つかります。
最短即日発送☆ 封筒・招待状・葉書の宛名書きます師範資格あり！実績3,000枚以上
引用：ココナラ
こちらの出品者は1,000円から代筆してもらえるので、手書きでキレイな字を書いて欲しいと思ったらチェックしてみましょう！
やはり自分で書くことに自信がない！という方には、このような裏技を使うことをおすすめします。
まとめ
今回のコラムでは「【ご祝儀袋の書き方はコレ！】中袋はボールペンでもいい？」をご紹介しました。
ご祝儀袋の中袋はボールペンで書いてもいいとされています。
ただ、ご祝儀袋の表書きを筆ペンで書く時に自信がない方は、補助線を書くことをおすすめします。
下準備をした上で、清書していただければ安心感が生まれ自信を持って書いていただけます。
ご祝儀袋は、字のうまい下手より丁寧に書いているかどうかの方が重要です。相手の方を思って心を込めて書いてみてくださいね。