半紙の裏表はどっちに書くべきか知りたい人向けです。
みなさんは、半紙に裏表があることをご存知でしょうか。
小学生時代の習字の授業を思い返し、そういえば「つるつる」と「ざらざら」があったような気がする。
ただ、そもそも半紙の裏表のどっちに書けばいいなんて気にしたことがない!という方もいらっしゃると思います。
では、どっちが半紙の裏と表なのでしょうか。
そこで、このコラムでは「【半紙の裏表どっちに書くべき?】簡単な表面と裏面の見分け方」をご紹介します。
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どっちが表?半紙の裏と表の見分け方
半紙の裏表の見分け方は「つるつる」が表、「ざらざら」が裏になります。
紙を漉く時にすくい上げる行程で表裏ができるため、均等な面が表、表面に毛羽のある面が裏になります。機械で作った半紙でも同様です。
半紙は、表も裏も真っ白なため、見た目で判断するのは難しいですよね。そのため触った時の手の感触で裏表を判断します。
半紙の「つるつる」が表、「ざらざら」が裏の一般的な基本を覚えておきましょう。
上記の半紙の裏表の見分け方で、半紙の裏表が判断できるようになったけど、結局どちらに書くのがいいのでしょうか。
【解決】半紙の裏表どっちに書くべき?
半紙の裏表どっちに書くべきかの答えは、「つるつる」の表に書きます。
初心者の方や小中学生、普段の練習に使う半紙には、「つるつる」の表に書くことが基本になります。
半紙に上下があるのかも疑問に思ってる方もいらっしゃいますが、基本的に半紙には上下はありません。
半紙の裏表だけ注意すれば、上下は気にされなくても大丈夫です。
間違えて習字の紙で裏に書いてしまった!
半紙の裏表を間違えてしまう方はよくおられます。そして間違えても問題はありません。
裏表のどちらに書いても、いい作品が書けたのであれば全く問題ないのです。
ただ、つるつる面の方が書きやすく、ざらざら面は筆の書かれがあり、墨がかすれやすいですよね。
特に、半紙の裏の「ざらざら」に書くと、滑りが悪いため書きづらく、毛羽立っているため滲んでしまいます。
基本的には、滲みにくく滑りのいい表に書く方が書きやすいため、表の「つるつる」に書くことをおすすめします。
でも、実はザラザラ面に書くメリットもあります。
「つるつる」と「ザラザラ」の使い分け
半紙の「つるつる」の表と「ザラザラ」の裏の使い分けで、全く違った作品が生まれます!
「つるつる」の表は書きやいため、どんな書風にも使いやすく、初心者から上級者まで幅広く使われています。
一方、書道上級者の方になれば、あえて、「ざらざら」の裏に書き、かすれなどを出すことで「個性や味」として表現されることもよくあります。
わざと、見た目や味にも変化が出る「ざらざら」の裏を使って書いてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
今回のコラムでは「【半紙の裏表どっちに書くべき?】簡単な表面と裏面の見分け方」をご紹介しました。
半紙の「つるつる」が表、「ざらざら」が裏の一般的な基本の見分け方を覚えておきましょう。
半紙の裏表どっちに書くべきかは、初心者は「つるつる(表)」で上級者は上手に使い分けるのがおすすめです。
裏表だけを手の感触で判断できればすぐに書くことができますね。
小学、中学生以来、半紙を使うことがなかった方も久しぶりに筆をとられてみてはいかがでしょうか。